ARICA Qualityの雑記帳

人材育成支援、コールセンター業務支援を生業とする個人事業主の日々思うこと、感じることを気の向くままに記録しているblogです。

【片側顔面痙攣闘病記⑨】手術翌日

 何度も目が覚めて、「まだ1時間しか経ってないの?」を繰り返した長い夜も終わり、手術翌朝。体温や血圧などの朝のルーティンを終えると、ようやく飲水の許可が出て、看護師さんに飲ませてもらいました。喉の調子がおかしく、声がほとんど出ないことに気が付きましたが、手術の後だからとこの時は思っていました。そのほかは、特に具合の悪いところはなし。点滴の針は、右手の甲に移動していました。頭痛も特になし。ただ、体全体がだるーい感じのみでした。

 

 先生が来てくださり、目をぎゅっと瞑ったり、口を横にイーっとしてみたりして、痙攣が全くないことを改めて確認。ただ、前月に打ったボトックスの効果がまだ残っているので、一部動かない筋肉もありました。これは、ボトックスの効果が薄れるのを待つのみ。

 CTを撮って、病室に戻れることになりました。お昼から食事が出るということで、普通食にするかどうするかを聞かれました。特に目立った不調は感じていなかったので、食いしん坊の私は迷わず普通食をお願いしました。

 手術モードだった身体の諸々が正常に戻り、無事に病室へ戻りました。点滴は色々と継続。トイレに行くのも、点滴のスタンドを自分で引いて歩いて行きました。それでも特に具合が悪いことはなかったのですが…。

 昼食が出て、「やったー久しぶりのご飯!」と思って食べてみると・・・。なんだかうまく飲み込めず、「あれ?」と思いながらも味噌汁を飲んだら、なんと鼻から戻ってきてしまい、それにびっくりしてその前に口に入れたものを戻してしまいました。どうしてよいかわからず、思わずナースコールを押したものの、声も出ず、ちょっとしたパニックに。すぐに看護師さんが来て、キレイにしてくださいました。が、精神的なショックと戻した気持ち悪さで食事は終了。夕食からは、飲み込みやすい食事に替えてもらいました。

 夕食はほぼ流動食でしたが、自分で思っている以上に弱っているのか大した量もないのに完食はできませんでした。

 

 水を飲んでも飲み込みにくく、鼻から出そうになったり(出たり)むせたり、いわゆる“誤嚥”というやつです。声が出ない(かすれる・嗄声)、飲み込みにくくなるかも、というのは術前に説明を受けていましたが、術後すぐだから、とそれほど深刻に受け止めておらず数日で治るだろうと思っていました。最短で5日で退院できると言われていたので、まだこの時はそのつもりでいました。

 

 この日は、傷口の消毒もしてもらいました。髪の毛は全く剃らずに手術をしたせいかどうかはわかりませんがガーゼがくっつかず、看護師さんも「もう、いいや」と術後翌日にしてガーゼなしの状態に。恐る恐る触ってみると、医療用ホチキス(?)らしき感触。食後に鎮痛剤を飲んでいることもあるせいか、痛みはほとんどなかったです。とはいえ、ベッドにいるとよく眠れるもので寝たり起きたりを繰り返して過ごしました。PCや本などを持ってきましたが、さすがに術後翌日はのんびり過ごしました。