ARICA Qualityの雑記帳

人材育成支援、コールセンター業務支援を生業とする個人事業主の日々思うこと、感じることを気の向くままに記録しているblogです。

【片側顔面痙攣闘病記⑧】手術当日

 いよいよ手術当日。朝、先生が「よく眠れた?」と様子を見に来てくださりご挨拶。午後2番目の手術ということで、それまで待機。朝から絶食、10時以降は飲水も不可で、代わりに水分補給のための点滴も始まりました。

 点滴の針は、手術から数日は刺しっぱなしになるので、適切な血管を探すのに看護師さんは苦労されていました。昔から、血管が細い、太い血管が見つかりにくいと言われ続けてきました。血液検査や注射の時には、いつも事前に申告していました(失敗されてしまうことが多かったので)。あちこち見てもらった結果、結果、麻酔科医からの指示とは違う側の腕にしか刺すことができず、「あとは麻酔が効いた後、麻酔科の先生に刺し替えてもらおう」ということになりました。というのも、指定された側の手の甲が適していそうだったのですが、そこに刺すにはかなり痛みを伴うらしく、意識を失った後に専門家にやってもらおう、ということになったのでした。

 

 前の手術が長引いているらしく予定の時間になっても呼ばれず、看護師さんも気にかけてくれました。予定から遅れること約1時間少々。ようやく手術室に呼ばれました。麻酔科医と少し会話し、麻酔が投与されました。点滴の針を刺したところが「あっ、すっごい冷たい!というか、痛い!!!」と思ったところで麻酔が効いたようです。一瞬でした。

 

 目が覚めた時には、HCUにいました。まだボーっとしていましたが、先生の話は聞こえ、理解できました。なんでも、太い血管が結構深く顔面神経に触れていたとか。先生に聞かれて気が付きました。頬の痙攣がピタリと止まっていたことを。そして、ずーっと頬にあった違和感も見事になくなっていました。発症したであろう時から、痙攣していなくても、ずっと右頬がつっているような、痺れているような、鈍い感覚。痙攣も消え、もう何年もあった感覚がなくなったことに、感動すら覚えました。そして、もっと早く手術すればよかったとも思いました。

 右側の耳の後ろ側には、ガーゼがあてられ、頭全体をゴムの帽子かヘアバンドのようなものでガードされていました。傷の痛みはそれほどありませんでした。ただ、呼吸が少し苦しかったです。私は少し過呼吸の気があるのか、前に全身麻酔と酸素マスクをした時も、「苦しい」と言って酸素マスクを外してもらったことが何度かあります(最初は10歳・盲腸の手術)。ちなみに全身麻酔による手術は、今回で4回目。お願いして、酸素マスクを外してもらいました。また、口の中が苦くて、でもまだ水も飲めなかったので、ティッシュをそばに置いてもらって何度も唾を吐きだしていました。

 術後は、前もそうだったけれと(前回は2014年に手術を経験)、何度も目が覚めて眠ったつもりでも1時間ぐらいしか経っておらず、なんだかとても夜が長く感じられました。