お客様に謙譲語を使っていませんか?
かなり久しぶりの投稿ですが、やはり敬語ネタを。
最近、若い方の電話応対や接客時の会話を耳にする機会が多く、気になることも多々あります。「あちゃー」と思うのが、お客様への「謙譲語」です。
どうやら、尊敬語と謙譲語の区別が曖昧な様子。敬語を使わなくてはならないことはサービス提供者としてわかっているけれども、どんな時にどんな敬語を使うのか、までは気が回らないのか、そもそも引き出しに入っていないのか・・・。とにかく知っている「敬語」を使ってみた、という感じです。
企業向けの研修時に、「念のためおさらいです」と敬語の一覧表で確認することがあるのですが、意外に「えー!!!???」とざわつく上に皆さん焦りはじめるのです。基本的な敬語の一覧表なのに。
そういったこともあって、「お客様や目上の人に謙譲語を使うとどうなるのか?」ということを一目でわかるような資料を作ろうと思いまして。
できたのがこちら↓です。動画ですが、元はPowerPointのスライドですので、シンプル(というか稚拙)ですが、その点はご容赦ください。
尊敬語と謙譲語 from ARICA Quality on Vimeo.
せっかブログにアップするならアニメーションで、と思って作りましたが、PowerPointのアニメーションをどうやって?というところからの学習でした。。。スライドショーを動画で保存して、動画共有サイトに登録して・・・という想像を超えた作業でしたが、おかげでまた一つ経験値が上がりました(笑)
時々耳にする、お客様や目上の人への謙譲語を挙げてみます。
「あちらで伺ってください」
「と申しますと?」
「いかが致しますか?」
「頂いてください」
「参りますか?」
「拝見してください」
「存じていますか?」
正しい使い方はわかりますか?もしわからない場合は、ご自身で見つけてみてください。時間と労力を使ってたどり着いた正解は、きっと身につくはずです。労せず得た正解はすぐに忘れてしまうものです。
もちろん、自分あるいは自分側の動作に尊敬語を使うのもアウトです。「誰の動作」に対して敬語を使うのかを意識して、正しく使いたいものですね。